リハビリテーション
リハビリテーションとは?
リハビリテーションとは、なにも病院などで行われている医師の処方のもと理学療法士、作業療法士などのスタッフが脳卒中や骨折などにより重度の障害が現れている患者に対して行っているものだけを言うのではありません。病院でのリハビリが終了しても、身体の障害や体の痛み、筋肉の炎症やこりが残っている場合が多く、機能の維持、改善の為に生涯を通して続けていくものなのです。
リハビリテーションとは一般の健康的な人、子供からお年寄りまですべての人の生活の質(Quality Of Life)の向上を目的とした行為のことをいいます。一言で生活の質といっても個人によってさまざまな側面からの考え方や捉え方があり、改善・向上のためのアプローチや治療の方法も個人によって多種多様となります。環境、年齢、性別、職業、趣味、スポーツ、家族構成、住んでいる地域、項目を挙げれば数限りない因子が、生活の質(QOL)に影響をおよぼします。
リハビリテーションは目標に応じて
例えば、大学の合格を目標としている学生と、スポーツの全国大会に出場することが目標の学生では目標を達成、目標を叶える為にやらなければならないことが違ってきます。
大学の合格が目標の学生は知識の習得が大切であり、ある程度の健康的な肉体は必要ですが、100mを早く走れる肉体、対戦相手に勝つ為の身体能力は必要ありません。
眼精疲労の回復(頚部のストレッチやマッサージなど)であったり、体の凝りの除去(さまざまな手技療法)、心のリラックス(カウンセリングやアロマテラピーなど)が必要であったりとなってきます。
しかし、スポーツの全国大会に出場することが目標の学生は大学に受かる為の知識の習得はそこまで必要ではなく、速く走る能力、ものを遠くに投げる能力、運動を持続する能力などが必要となってきます。
筋の協調性(リズムをとってのダンスレッスンやバランスボール訓練)、感覚器の機能向上(足底の受容器を刺激するDYJOCトレーニングやバランスボール訓練)、筋力の増大(マシーンを使ってのウェイトトレーニング)、柔軟性の獲得(関節可動域訓練、パートナーズ・セルフストレッチ)、持久力の増大(高圧酸素療法を使用してのトレーニングやトレッドミルでの負荷下でのランニングなど)などの獲得が必要となってきます。
また、高齢の人でも地域の祭りに参加して『わっしょいわっしょい』と神輿を担ぎたい人もいれば、祭りを観戦するのが好きな人もいます。この人たちの生活の質(QOL)の向上を考える場合、治療やアプローチは当然異なってきます。体力の向上を図るケース(高齢者を対象としたパワーリハビリテーション)と、健康阻害の予防を図る(痩身療法や健康指導)の場合などの違いが出てきます。
要はその個人にとって何が必要であって、その個人が何をしたいのか考え、より良い生活を送ることが出来るように、肉体的な面、精神的な面、社会的な面さまざまな面からサポートし、治療アプローチを行い、何が必要かを指導し方向付け、その改善を図る事がリハビリテーションの根本なのです。
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